管理栄養士問題11-20
【問11】 連帯債務に関する以下の事例につき、判例の趣旨に照らし正誤を答えなさい。
Aが運転している自動車とBが運転している自動車が衝突し、その反動でA所有の自動車が歩行者Cを巻き込み加療約1ヶ月の傷害を負わせてしまった。この場合において、Cに怪我させたのはAの自動車であるから、BはCに対して損害賠償責任を負わない。
【正解】×
【解説】本事例の場合、A及びBはCに対して共同不法行為(民法719条)となる(最判昭和57年3月4日)。その効果としては不真正連帯債務となる。したがって、AだけでなくBもCに対して損害賠償責任を負うことになる。よって、本記述は、BはCに対して責任を負わないとしている点で誤り。