【問18】 委任に関する次の記述の正誤を答えなさい。
委任契約が締結された場合において、受任者は、いつでも第三者に当該委任事務を処理させることができる。
【正解】×
【解説】委任契約は、当事者の信頼関係を基礎として成立するものであり、受任者は義務履行のために他人を利用することは原則として許されない。もっとも、委任者の許諾を得た場合、及びやむを得ない事由がある場合には、復代理に関する民法104条を類推し、例外的に認めるべきであるとするのが通説である。したがって、いつでも第三者に当該委任事務を処理させることができるとしている点で誤り。