【問17】 借地借家法に関する次の記述の正誤を答えなさい。
建物の賃借人が賃貸人の承諾を得て、建物を転貸している場合、賃貸借契約が期間の満了によって終了するときは、賃貸人は、転借人に対して、その旨の通知をしなければ、その終了を転借人に対抗することができない。
【正解】○
【解説】借地借家法34条1項によると、「賃貸借契約が期間の満了によって終了するときは、賃貸人は、転借人に対して、その旨の通知をしなければその終了を転借人に対抗することができない」としている。この趣旨は、賃貸借が適法に終了する場合であっても、転借人にとっては不意打ちになり、不利益を被るおそれがあるため、それを防止する点にある。よって、本記述は正しい。