気になる受験資格

宅地建物取引主任者の試験は、国家試験ですが、受験資格はないです。年齢制限もありません。

つまり、小学生や中学生でも受験できます。

 

合格者の平均年齢は、33歳前後ですが、最年少は、12歳という記録があります。

受験日は、年に1回で10月の第3週になります。

毎年、約16万人が受験します。
合格発表日は、12月の初旬になります。

 

試験は、4択択一方式です。

試験時間は2時間で、試験の問題数は、50問になりますが、試験科目としては4科目で、宅建業法が20問、権利関係が14問、法令上の制限が8問、税金その他が8問になります。

 

試験を受ける男性

宅建業法は、宅建業者が不動産の取引に携わる上で、守るべき必要な法律です。
権利関係は、民法が中心で、民法は契約などに関わる法律です。
法令上の制限は、建物を建てる時の制限などの都市計画法や建築基準法などの法律が対象になります。

 

税金その他とは、不動産を取得する上で、必要な登録免許税や不動産取得税などの税金の内容が対象になります。

 

税金その他の科目のうち、5問は、不動産に従事している人は免除になります。

 

したがって、45問を受験する事になります。不動産に従事している人には実務経験年数の条件はなく、不動産に従事しているという従事証明書を所持していることが条件で、指定された実務講習を受講して、終了すると5問免除が適用できます。

 

この場合、自動的に5点が与えられ、45問中正解した数+5点が点数となります。試験時間は通常の受験生より10分短縮で、1時間50分になります。

 

合格率は15%前後で、合格ラインは、毎年、難易度により異なりますが、50問中35問の概ね7割で合格となっています。